こんにちは、速読普及推進派隊長(自称)のエナリです。
「前回の記事で
友達のトモエちゃんが
速読に興味をもってくれました!」
「いや、別に…」
「たぶんトモエちゃんは、
『初心者でも本当に習得できるのだろうか?』
と思ってます」
「いや、別に…」
でも大丈夫!
速読は特別な才能が必要なスキルではなくて、正しい方法で練習を続ければ誰でも習得できる技術なんですよ。
「トモエちゃんの
不安を解消しちゃいます!」
「いや、別に…」
このページでは、速読初心者が無理なくステップを踏んで速読を習得するための具体的な方法、環境づくりやトレーニング方法を詳しく解説するよ。
さらに速読の基本から、避けるべき落とし穴まで、初めての方でも安心して速読に取り組める内容でお届けします!
速読初心者が知っておきたい基本情報
「前回の記事でも解説したけど、もう一回いくよ」
『速読ってすごい技術』って思っている人もいるよね。そんな人が現実の速読について知ると『なーんだ』ってガッカリしちゃうかもしれないから、正しい速読像を伝えておくね。
「昔テレビで、
厚い本を一瞬で読んで何ページの何行に
何が書いてるかを記憶できる人が出てたよ」
「速読術と記憶術を混同しちゃだめだよ」
厚い本を一瞬で読む(そんなのムリ)のが速読術で、本の全体を一瞬で記憶する(そんなのムリ)のが記憶術だね。
まあ実際の記憶術は何かと関連付けて覚えるスキルだから、見ただけで記憶するのとは意味合いが違うんだけどね…
記憶術については、次のページで紹介しているよ。参考にしてね。
速読とは?初心者が押さえておくべき基礎知識
話がずーれーたー!
「記憶術に興味あります」
「今は速読の話だよ!」
速読とは、通常の読書スピードを大幅に向上させるスキルだよ。
でも単に「速く読む」ためのスキルではないんだ。実際には「情報を短時間で効率的に理解する」という目的を達成するためのツールスキルなんだよ。
速読は、速く読むことと、ゆっくり読んだ時と同じくらいの理解度を保つことの両方が重視されるよ。
そのために視覚と脳の働きを最大限に使って、文章全体を一瞬で把握し、必要な情報だけを抽出する訓練を行うんだ。これが速読トレーニングだよ。
「疲れそう…」
「マラソンと一緒で、
少しずつ慣れていけば大丈夫だよ!」
「根性論きらい」
「えー…」
初心者が速読を実践するためには、まず「視覚のスピード」と「情報処理能力」を鍛えることが重要なんだよ。
鍛えるためにトレーニングの繰り返しは必要だけど、根性はいらないよ!たぶん…
これには、今までずっと続けてて癖になっている1文字1文字を追う「音読的な読み方」をやめることと、視線を滑らかに動かす練習が不可欠なんだ。
さらに重要なのが「周辺視野の活用」だよ。文章を読むとき、1行ごとに目で追っていくのではなくて、ページ全体を視野にいれて、キーワードや重要な情報を瞬時に捉えられるように練習するんだよ。
でも、練習してすぐには効果が出る人は少ないんだ。多くの人は基礎的なトレーニングを積み重ねて、段階的にスピードと理解力を向上させていくんだよ。
繰り返しでの実践、これが速読習得のカギだよ。
速読初心者が感じるメリットと課題
「速読のメリットを挙げてみるよ」
「前置きが長くなってるから
サクッとお願い」
「…うん」
速読のメリットを無理やりまとめると、こんな感じ。
- 時間の節約:読書時間が短くなるから他のことに使えるよ
- 情報処理の効率化:短時間で多くの情報を得られるから、効率的にまとめられるよ
- 生産性の向上:情報処理を効率化できると、人より多くの結果を残せるよ
- 学習効果の向上:短時間で何度も繰り返し読みできるから、勉強にとても役立つよ
- 集中力の向上:仕事や勉強で他の人より多くの気づきを得られるよ
速読は大きなメリットがあるけど、実は初心者にありがちなデメリットもあるんだ。
こんな感じだよ。
- 理解度の低下:速く読もうとして理解力が追い付いていない状態だよ
- 効果の実感が無いから練習が苦痛:結果が出るには時間がかかるよ!
- 何でもかんでも速読する:ゆっくり読んだ方がいいときもあるよ
初心者はスピードを上げることだけを意識しがち。最初はゆっくりでも理解度を保つことが大切だよ。
速読トレーニングの効果が出るまでの時間は人それぞれですよ。頑張っててもなかなか効果が出ない人は、挫折しちゃうことも多いみたい。
でもね…
「もし英会話の勉強を続けてたら、
今頃はペラペラだったのに…」
「もしギターの練習を続けてたら、
今頃はトモエちゃんに自慢できたのに…」
「もし株を続けてたら、
今頃は大金持ちだったのに…」
※そんなに甘くないです
「もしあの時結婚してたら、
今頃は食っちゃ寝してたのに…」
※完全な妄想です
諦めてしまったアレコレを、今まで続けていたらものすごいレベルのスキルになってたはず。
速読トレーニングも、1年2年と長いスパンを視野に入れれば、ものすごいスキルに育っているよ!
「それでも、
厚い本を一瞬とかムリよね?」
「人間の限界超えちゃうからムリ」
ムリだよね?
速読を始めるための準備と環境作り
「ここから速読準備編だよー」
「前置きが長かった…」
速読トレーニングを成功させるためには、適切な環境と道具の準備が必要だよ。特に慣れていない初心者は、環境とツールで成果が大きく左右されるんだ。
だからこの章では、速読初心者が集中力を高めて効率的に速読トレーニングできる環境設定と、おすすめの道具やアプリを紹介するよ。
速読初心者におすすめの環境設定:集中力を高めるためのポイント
「集中できる環境をつくろー」
速読は高い集中力を要する作業なんだ。他のことが気になると、文字を見ていても内容が頭に入ってこなくなっちゃんだよ。そうなったら初めから読みなおしだよねー。
まあ速読上級者は、読書を始めるとすぐに集中できる体質になっちゃってるから、どんな環境でも大丈夫なんだ。
「目の前に札束置かれても集中できる?」
「ムリ!札束大好き!」
…速読上級者は、基本的にはどんな環境でも大丈夫なんだ。
でも初心者のうちは、周囲の音や人の動きが多い場所だと気になって、読書に集中できないよね。だから静かな部屋や、ノイズキャンセリングイヤホンを使って外部の音を遮断するなどして、集中できる環境にしておくと良いよ。
「照明の調整も重要だよ」
速読は視覚を酷使するから、明るく自然な光の中でトレーニングすることが理想なんだ。目に優しいLEDランプや、日光が入る窓際を活用するといいよね。逆に、暗い環境や光量が少ない部屋では目が疲れて、速読を続けるのがつらくなるよ。
「姿勢が集中力に影響するよ」
椅子に背筋を伸ばして座ると呼吸が整って、集中しやすい状態が維持できるよ。でもリラックスしすぎた姿勢だと、集中力の低下どころか眠くなっちゃうかもしれないよ。適度な緊張感を保ちながら、長時間の読書でも疲れにくい姿勢を心がけてね。
「理想は何もない部屋だよ」
周囲に余計な物があると気が散るよね。何も無い部屋はムリだとしても、集中力を維持するために周囲を整理することが重要だよ。デスクの上は本とペンなどの最小限で、特にスマホなどの気が散るものは排除。デジタルデトックスを心がけ、速読に没頭できる環境を整えることがポイントだよ。
「何も無い部屋は、
逆に落ち着かないんじゃ?」
「え?
本を読んでいたら
気にならなくない?」
人によるのかな?
※デジタルデトックスとは:Digital detox。スマホなどのデジタル機器と距離を置いて、現代特有の疲労やストレスを軽減すること。
速読を効果的にするためのアプリの選び方
「最近はいろいろな速読アプリがあるよね」
速読のトレーニングで適切な道具やアプリを活用すると、効率的に習得できるよ。初心者が速読を効果的に実践するために役立つツールをいくつか紹介するね。
例えば、こんな速読アプリがあるよ。
「これがおススメなのね」
「いや、別に…」
「おい、こら」
「だって、使ったことないもん!」
無料なんだから、いろいろ試してみるといいと思うよ。ただし、この後の速読初心者に効果的なトレーニング方法で紹介する方法を意識したアプリを選んでね。
でもアプリで練習しても、自分がどの程度のレベルで速読できているのかを、客観的に判断できないって欠点があるんだ。
あと、速読は正しい理論に基づいてトレーニングすることが重要だよ。アプリだと、その点の保証がないから、よくて「そこそこ」レベルの速読で終わっちゃうよ。
「中級者以上になるなら、
専門教材が必要だよ」
速読専門教材は速読の理論に従って作成されているから、ムリなく段階を追って上達できるんだ。トレーニング効果についても決まった基準で計測できるから、胸を張って自分のスキルを自慢できるよ。
でも有料だから、本気で速読を学びたい人が利用してね!
速読初心者に効果的なトレーニング方法
「とりあえず、
どんなトレーニングをやればいいの?」
「基礎的な速読のトレーニングについて、
紹介するね」
速読を効果的に習得するためには、基礎となるトレーニングを繰り返し行うことが重要だよ。
特に目の動きや集中力、理解力を向上させるためのトレーニングが、長期的な成果を得るための鍵となるよ。
ここでは、速読に必要な基本トレーニングと、それを支える集中力と理解力を高めるための具体的な方法を紹介するね。
速読を習得するための基本トレーニング:目の動きを鍛える方法
「まずは文章の見方を変えるトレーニングだよ」
速読のスキルを向上させるためには、「目の動き」を変えて、その上で鍛えることが重要なんだよ。
一般的な読書は、1文字1文字を順に追う「音読」の癖がついているよね。速読ではこれを視線をスムーズに移動させて文字を「塊」で捉えるように変えるんだ。
この技術を身につけるためのトレーニング方法はいくつかあるから、紹介するね。
視線のスキャニングトレーニング
1つめは「視線のスキャニングトレーニング」だよ。
これは画面やページ全体を短い時間で流し見する訓練なんだよ。
まずは簡単な文章や雑誌を用意してね。
「薄い本の方がいい?」
「厚さ?は関係ないけど、
最初は大きめの文字がいいよ」
その文章の1行を3つのブロックに分けて、そのブロックごとに視線を動かす練習をするんだ。
この練習を繰り返すと、黙読癖が解消されて、目が1つの場所に留まる時間が短くなって、視線のスムーズな移動が自然と身につくよ。
この練習で重要なのは、文章を読まないことだよ。でもただ見るだけじゃなくて、内容をとらえながら見るんだ。
「黙読の癖が抜けない…」
どうしても頭の中で読んでしまう人は、いい方法があるよ。
それが、
「ウンウン黙読法!」
だよ。
名前はあるのかな?知らないから勝手に呼んでるよ。
ブロックを見たら頭の中で「ウン」と確認するんだ。次のブロックを見たら、また「ウン」だよ。続けていくと「ウン」がめんどくさくなって、自然に黙読癖が解消されるよ。
ウンウン黙読法で視線移動の練習を繰り返すと、黙読癖が解消されて、目が1つの場所に留まる時間が短くなって、視線のスムーズな移動が自然と身につくよ。
周辺視野のトレーニング
2つめは「周辺視野のトレーニング」だよ。
速読では、中心視野だけでなく周辺視野を使って一度に多くの情報を捉えることが重要だよ。
- 中心視野:ハッキリと見える範囲。中心から左右30度くらい
- 周辺視野:ハッキリとではないが見える範囲。中心視野の外側
周辺視野でも、できる限り文章を理解できるようにトレーニングするんだ。
「中心視野を広げる感じ?」
「うん。
そんな感じ」
周辺視野を鍛えると、最小限の視線移動で多くの情報を瞬時に捉えられるようになるよ。
周辺視野を鍛えるために、画面の中央に視線を固定して、周辺にある文字や物を認識するトレーニングが効果的なんだ。
例えばページの中央を見つめて、左右に表示されている単語や行全体を把握する練習を繰り返すんだ。そうすると、速読中に視線の移動を最小限に抑ながら多くの情報を瞬時に捉える能力が向上するよ。
視線移動のトレーニング
最後に、目の筋肉を鍛える「視線移動のトレーニング」も有効だよ。
速読は、目を滑らかに上下左右に動かして文章を追っていくんだ。でも慣れていないと、とても目が疲れるよ。練習を繰り返すことで、長時間でも続けられるようになるんだ。
マラソンは最初は短い距離でもつらいけど、練習すると長い距離でも平気になるよね。それと同じなんだ。
「根性論の置き換え嫌い」
「でも、
速読もある意味根性必要だよ?」
「根性嫌い…」
視線を上下左右に一定のリズムで動かすトレーニングを毎日行うと、長時間の速読でも集中力を維持できるようになるよ。
「あと視線移動が遅いと、
それがボトルネックになるよ」
文字を理解するスピードが速くても目の移動が遅いと、トータルでのスピードは遅くなるよね。だから、できる限り視線移動を速くする必要があるんだ。
視線移動の練習は、サッカード(視線の飛び移り)トレーニングが効果的なんだ。これは、画面上の複数の点を速いスピードで追う練習だよ。これにより、速読中に目が無駄な動きをするのを防げるんだ。
速読初心者向け:集中力と理解力を高めるトレーニング
「視線移動トレーニングと同時に、
集中力と理解力を上げていくよ」
速読は速く読むだけではなくて、内容をしっかり理解して、できるかぎり情報を記憶に定着させることも大切だよ。
そのために、集中力と理解力を高めるためのトレーニングが欠かせないんだ。ここでは、初心者でも取り組みやすい具体的な方法を紹介するよ。
ポモドーロテクニック
おすすめは「ポモドーロテクニック」を活用した集中力トレーニングだよ。
ポモドーロテクニックは25分間集中して、5分間休憩するサイクルを繰り返す方法だよ。これは、短時間なら高い集中力を維持できるという原理に基づいているんだ。
「5分じゃお茶飲めないよ?」
「3時の休憩じゃないよ!」
この方法を使って速読トレーニングすると、途中で疲れることなく、長時間の練習が効率的にできるよ。
短時間の集中から始めて徐々に時間を延ばす練習で、無理なく集中力を鍛えていこう!
文章のイメージ化
文章の理解は、内容をイメージ化する能力が重要なんだよ。
例えば「白い犬」「黒い犬」「茶色い犬」「大きい犬」「小さい犬」「走っている犬」「座っている犬」「寝転んでいる犬」と、いろいろなパターンの犬を描写した文章を読んで、頭の中に映像として浮かんでくる練習をするんだ。
「ネコじゃだめなの?」
「牛だって鶏だってカピパラだって
なんでもいいよ!
というか動物に限定してないよ!」
イメージは右脳が処理しているらしいよ。だから右脳を鍛える訓練でもあるんだ
右脳を鍛えて、文章をできる限り速く鮮明にイメージすることで、理解力と記憶への定着が向上するよ。
情報のアウトプット
速読の目的は、文章で得た知識を何らかの目的で利用することだよね。だから、頭の中のイメージを外部にアウトプットすることで、速読の目的が完結するんだ。
「いっぱい小説を読みたいという人は?」
「小説を速読して楽しいのかな…?」
「大量の小説を読みたい」は置いといて…(思考放棄)
文章を右脳でイメージ化したら、その内容をアウトプットする能力も必要だよね。この能力を鍛えると、実際にアウトプットしなくても、自然と自分なりに理解する力が向上するよ。
アウトプット作業は、分析や論理的思考担当の左脳が処理しているよ。だから左脳を鍛える訓練だね。
訓練方法は速読を行ったすぐ後に、内容をまとめたり、キーワードをメモしたりすると良いよ。
これは訓練だけでなく実践でも有効だよ。外部に書き出すことは、記憶への定着にも有効だからね。
速読初心者が避けるべき落とし穴
速読には初心者が陥りがちな誤解や、無意識にやってしまうミスがいくつか存在するよ。
速読を実践して効果を感じるには、これらの落とし穴を避けることが非常に重要なんだ。
ここでは間違った速読法や効果が出にくい原因、その解決策について解説するよ。
間違った速読法とは?初心者が陥りやすいミス
「初心者だけでなくて
上級者もやりがちなミスだよー」
速く読むことが目的になる
速読初心者が陥りやすい大きなミスは「速く読むことだけ」に意識を集中してしまうことなんだ。
速読とは単に読むスピードを上げる技術ではなくて、内容を理解しながら効率よく読む技術だよ。でも初心者は文字をただ早く追うことに焦りすぎて、内容の理解がおろそかになってしまうことがあるんだ。
これは「速く読んでも理解できていない」という状態なんだ。そのまま続けても、速読の本来の目的を達成できないよ。
「見るだけならわたしでも
1万文字以上読めるかも?」
「だよねー
たぶん余裕でできるよー」
どんなスキルでも、段階的に目標を設定することが上達するコツだよね。まずは少ない文字数を目標に設定して、達成できたら少しずつ増やしていくといいよ。
でも文字数を上げていくことが目的になっちゃう人もいるんだ。初心者の意識を大きなミスへと誘導してしまう原因だね。
初心者は文字をただ早く追うことに捕らわれずに、内容を理解できているかを確認しながらステップアップしていこうね。
視線の動きを意識しすぎる
もう一つの典型的なミスは「視線の動きを意識しすぎること」だよ。
速読は視線を滑らかに動かすことが重要なんだ。でも初心者は無理に視線を動かそうとして、文字を飛ばしすぎてしまうことがあるんだよ。見ているようで見ていない状態だね。
この結果、内容を読み飛ばして重要な部分を理解していない可能性があるよね。
「読み飛ばしてるのに
気がつかないことあるの?」
「人間って、
意外と不器用なのよー」
もし後から気がついたとしても、戻って確認しないとだめだよね。
速読はリズムよく読み進めるのがコツの一つだから、戻ったら速読の利点を活かせくて、逆に時間がかかることになるんだ。
過度な自己評価
速読トレーニングを始めたばかりの頃にありがちなミスに「過度な自己評価」があるよ。
少し速く読めるようになっただけで「もう速読ができる」と錯覚しちゃうんだ。そしてトレーニングをやめちゃうんだ。
でも速読は継続的な練習を続けることで完全に習得できるんだ。それまでとても時間がかかるんだよ。過信はせず、日々のトレーニングを地道に続けることが重要なんだ。
「地道に続けるのって、
辛くない?」
「完全でなくても
効果は出てるよ」
ある程度効果がでてきたら、すぐに実践に活かせるよ。
もし勉強したいことがあったら、速読と並行して学んでいくと、速読の効果を感じつつ新しい知識を身につけられて一挙両得だね!
効果が出にくい原因とその解決策
「速読訓練は、
だれでも効果がでるの?」
「でるけど、
効果が出る期間は
個人差があるよ」
どんなことだって全員が同じ結果にならないよね。人間だもの…
速読を始めたものの、思うように効果が出ないと感じる初心者も多いと思うよ。
その原因は多岐にわたるけど、代表的なものをいくつか挙げて解決策を紹介するね。
原因:基礎を飛ばしてしまう
速読の効果が出ないのは「基礎を飛ばしてしまうこと」が原因の一つだよ。
一部の人は、少しでも早く速読をマスターしようとして、目の動きや視覚情報の処理能力を鍛える基本的なトレーニングを飛ばしてしまうことがあるんだ。
基本はとても重要なんだよ。特に速読は基本が全てのベースとなるからね。ベースがしっかり身についていなんだから、その後の訓練を頑張っても効果はでないよ。
解決策?
まずは基礎トレーニングにしっかり時間をかけることだよね。
視線の動きを滑らかにする練習や、周辺視野を使ったトレーニングを徹底して行い、目の動きをコントロールできるようになってから次のステップに進もう!
「楽して速読マスターしたい」
「速読をマスターすれば
勉強とか資格取得とかが楽になるよ!」
後で楽するために今は頑張ろう!だよ
原因:速読習得への過度なプレッシャー
次に「速読を習得することへの過度なプレッシャー」が速読の効果が出にくい原因の一つだよ。
速読を身につけたいという焦りから、無理にスピードを上げすぎて、逆に集中力が低下するパターンだね。集中力を欠いた状態だと、読み進めるのが難しくなるんだ。
速読は、リラックスした状態で読むことがとても重要だよ。
解決策?
リラックスした状態で読むことを心がけよう。
速さばかりを意識するのではなくて、内容の理解を重視して読む。そして、少しずつスピードを上げていくのが効率的だよ。
「せっかく速読やってるんだから
本を読まなくちゃ!ってプレッシャーは?」
「自分に必要無い本は
読まなくていいと思うよ?」
原因:速読に対する誤った期待
さらに「速読に対する誤った期待」も原因の一つだよ。
速読を学び始める人の多くが即効性を期待していて、短期間で大きな効果を得られると誤解してるみたい。
だから他の人より効果が出るのが速いとしても、自分の期待より遅いと感じちゃうんだ。
速読は長期的な取り組みが必要だから、焦らず継続して練習することが成功の秘訣だよ。
解決策?
効果がすぐに感じられないからといって諦めないで、少しずつ進歩を確認しながら取り組むことが大切だよ。
「速読は厚い本を一瞬で読めて
さらに全部を記憶できるスキルって期待してます」
「そんな超人スキルじゃないよ!」
速読はそれなりに頑張れば、それなりに効果が得られる、それなりなスキルだよ。
速読初心者が成果を出すための実践方法
速読は、段階を踏んで少しずつスピードと理解力を向上させていくことが重要だよ。
ここでは、速読のスピードを段階的に向上させるためのコツと、継続的に学習を進めるための具体的な方法を紹介するよ。
速読のスピードを段階的に向上させるコツ
「速読トレーニングで
読書速度を段階的に上げていこう!」
現在の読書速度を正確に把握する
まずは「現在の正確な読書速度」を把握しよう。
速読のスピードを一気に向上させようと焦ると、理解力が犠牲になる可能性があるよ。だから段階的にスピードを上げていく必要があるんだけど、自分の読書速度がわからないと上げようがないよね。
だから、日々の速読トレーニングで最初にする実践項目は、自分の読書速度の計測だよ。
基準となる文章を自分で用意して、タイマーを使って1分間にどれだけの文字やページを読めるかを記録するんだ。
重要なのは、同じ文章を使い続けることだよ。本によって速読の難易度が変わるからね。
「同じ本だと
慣れて速くならない?」
「慣れはあるけど、
そこはうまーく切り離して計測するんだよ」
「ようするに
よくわからないと…」
違うよ!
難易度の違う本で計測するより、同じ本で計測する方が効果測定しやすいってことだよ!
視線移動の効率化を意識
次に読書スピードを上げるために「視線移動の効率化」を意識するよ。
1文字ずつではなく、文やフレーズをブロックとして捉えることで、1回の視線移動で複数の単語を読めるようになるよ。
視線を動かすときは速度とリズムを一定に保つんだ。
「よくわからなかった」という箇所があっても、戻っちゃだめだよ。これは視線移動の練習だからね。
同じ速度で何回か繰り返して「もう大丈夫」と思ったら、少し速度を上げて同じものを読んでいくよ。
そうすることで、徐々に読書スピードを高めることができるよ。
「同じ本をずっと使うの?」
「縦書きと横書きでも違うし。
何種類か用意しておくといいよ」
理解度を意識した実践
視線移動の高速化とは別に、内容を理解した読書速度の高速化が必要だよ。
初めは通常の速度よりも少し速く読んでみて、徐々にスピードを上げていこう。そして自分が理解できる読書スペードを把握するんだ。
次に少し速く読むよ。このとき内容の理解度が低くならないよう、常に内容を頭に入れることを意識して読んでね。
何度かチャレンジして理解が十分になったら、そこからさらに少しずつスピードを高めていくとよいよ。
「視線移動と
理解度向上の練習は
同時じゃダメなの?」
「二つのことを同時だと
効率が悪いよ?」
まずは視線移動に慣れて、内容理解の練習時は、視線移動を気にせずにできるレベルにする必要があるよ。
タイムチャレンジの実践
自分の限界を超えるために、時には無茶なチャレンジが必要だよ。
「やろうぜ
タイムチャレンジ!」
例えば「3分以内に10ページ読む」といった具体的な目標を設定して、時間内にどれだけ正確に情報を吸収できるか挑戦しよう!
おなじタイムチャレンジでも、速読の訓練が進むと達成度合いが上がっていくよ。自分の成長が実感できるから、モチベーション維持になるよね!
速読初心者から次のステップへ:継続的な学習法とモチベーション維持
「できたらいいな、な
理想を語ってみる」
読書後の復習の習慣化
速読のスキルを向上させるためには、理解力や記憶力を向上させるための学習法も重要だよ。
初心者が次のステップに進むための具体的な方法として、「読書後の復習」を習慣化することが挙げられるよ。
速読を行った後に読んだ内容をメモしたり、要約を書いたりすることで、内容の理解が深まって、記憶に残りやすくなるよ。
これは復習だよね。
復習することで、速読の精度が高まると同時に、速く読みつつも理解力を落とさない読書方法が身についていくよ。
短期目標と長期目標の設定
速読の成果を実感するために、「短期目標と長期目標」を設定し、それに向かって段階的に取り組むのはとても効果的だよね。
効果についての目標でもいいし、トレーニング回数の目標でもいいと思うんだ。
「今は一分間に1000文字しか読めないけど、来週は2000文字読むぞ!」
とか、
「来週は忙しいけど週5回トレーニングするぞ!」
とかだね。
具体的な目標を持つことで、モチベーションを保ちながら速読トレーニングを継続できるよ。
自己評価と改善の繰り返し
「自己評価と改善」を繰り返すことも重要だよ。
定期的に自分の読書速度や理解度を振り返って、何がうまくいっているのか、どこが改善の余地があるのかを確認しよう。
スピードや理解力が思うように向上しない場合は、トレーニング方法を見直したり、新しい速読テクニックを試したりする柔軟さも必要だよ。
モチベーションの維持
なんだかんだいっても、速読を楽しめないとモチベーションを維持できないよね。
時には速読しないで、自分が興味あるジャンルの本をゆっくり読むと、モチベーション維持になるよ。
またチャレンジという意味で、自分の好きな雑誌や記事を速読してみるのもいいよね。
いろいろ楽しめることがあると思うんだ。
速読初心者の成功事例:実際に速読が身についた体験談
「速読を実践している人は年々増えているよ」
速読を実際に身につけた人の体験談を紹介するよ。
効率よく多くの教材を読めるようになりたい
名前:K.I 年齢:21歳
職業:大学生 趣味:特になし
私は生活費をバイトに頼っていたため勉強する時間がとれませんでした。だから「勉強しなくて大丈夫だろうか」といつも不安でした。
あるとき速読ならバイトの時間を減らさずに勉強の効率を上げられると知り、速読を学び始めました。当初は半信半疑で、「本当に速く読めるようになるのか?」という不安を抱えていましたが、最初の2週間は基礎トレーニングを毎日20分程度行うことに決めました。
最初は従来の読書法との違いに戸惑い、視線移動の練習や理解力を高めるためのアウトプットトレーニングに慣れるまでに時間がかかりました。しかし3週間ほど経つと、少しずつ読むスピードが上がり、教科書を短時間で複数冊読むことができるようになりました。
速読がすごいと思ったのは、流し読みなのに理解度も落ちないことです。これならバイトと大学の両方を落第しないで頑張れると思います。
「『時間が無いなら効率を上げればいいじゃないの?』
を実現してくれるのが速読なんだ」
もう一つあるよ。
仕事の効率を上げて楽になりたい
名前:L.Y 年齢:28歳
職業:IT技術者 趣味:甘いもの
私の会社は消極的なブラック企業です。人手が足りないのに増やそうというそぶりも見えません。
私はいちおうIT技術者と呼ばれる職種ですが、実態は何でも屋です。レポートやメール、資料のまとめ、実務作業以外のことでも、全部やらないと会社が回りません。
あるとき友達に「本を読むのが速いね。速読やっているの?」と言われて速読を知りました。調べてみると私の読書スピードなんて遅い方です。でも、速読で資料を読むのが速くなったら仕事が楽になるかな、と思って速読を始めました。
速読を身につけるのは思ったより簡単でした。コツコツとトレーニングを繰り返すだけでいいのは、私に合っていたようです。
速読を身につけたら、資料の読み込みにかける時間が大幅に減り、同時に集中力も向上しました。そして仕事が増えました。
今は転職を考えています。
楽しみながら速読トレーニングできたら、長期的な取り組みが苦にならないから、少しずつでも着実にスキルが向上していくよ。
「二つめは不幸になってるよ?」
「一生懸命考えたんだよ」
「創作なのね…」
「ネットの体験談なんて8割が創作だよ」
※根拠なし
どこにでもあるような話を、少しアレンジしただけだよ。
どこにでもある話は誰にでもありえる話なんだ。
だから速読を身につけられたら、きっとプラスになるよ。がんばろー!
まとめ
速読を習得するためには、一気に高いスピードを求めるのではなく、段階的に進めていくことがポイントだよ。まず、今日から始められる一歩としては、以下のステップを意識して取り組んでみよう。
- 自分の現在の読書速度を把握する
速読の効果を実感するためには、現状を知ることが重要だよ。タイマーを使って1分間にどれだけの文字やページを読めるかを確認して、自分の基準を設定しよう。 - 視線移動のトレーニングを始める
目の動きをスムーズにし、文字を「塊」で捉える練習だよ。最初は1行を3ブロック程度に分けて、視線を滑らかに移動させることを意識しよう。この練習を毎日5分程度続けるだけでも、速読スキルが徐々に向上していくよ。 - ポモドーロテクニックで集中力を鍛える
25分集中して5分休憩するというサイクルを繰り返すことで、効率的にトレーニングを進めることができるよ。速読は短時間でも集中することが成果のカギだよ。 - 読みたい本や興味のあるジャンルで実践しない
これ人によっては意見が異なると思う。
私は速読トレーニングで読みたい本や興味のあるジャンルを避けた方がいいと思うよ。読んで楽しい本も速読だと楽しく感じないかもしれないからね。読みたい本は、速読練習後のご褒美にとっておくといいよ。
速読はすぐに結果が出るものではないよ。毎日少しずつトレーニングを継続することでスピードが向上して、理解力も高まっていくよ。
重要なのは焦らずに楽しみながら取り組むことだよ。今日から速読の一歩を踏み出して、次のステップへと進んでいこうね。
継続的な努力と意識的なトレーニングが、速読の成功への道を開くカギだよ。
「これでトモエちゃんも
安心して速読を始められるね!」
「いや、別に…」